スタッフ紹介

長年のノウハウの蓄積を基盤に、グローバルな
「ものづくり」にアジャストします

中国語ネイティブチェッカー

新井 櫻子

チェック項目を的確に見極め、
品質向上につなげます

工業・ローカライゼーション分野の特徴は、お客様のグローバル展開に必要な「ものづくり」に関係する翻訳を一挙にお引き受けしていることです。弊社は豊富なリソースを抱えていますので、受注内容によってそれぞれの専門知識を持つ翻訳者に振り分けますが、校正者は文書の目的に加え、会社の文化的背景やお客様のご要望までを把握し最終チェックを行います。例えば、海外に製造拠点を置く場合、マニュアルや作業工程書の翻訳作業が生じてくるわけですが、部品などの名称も多く翻訳を間違えてしまうと現地で不良品を出してしまう原因にもなりかねません。校正者は文書の目的をしっかりと理解し、重点的なチェック項目を的確に見極めなければいけません。主に用語集を判断基準とすることが多いですが、特に中国語は言語や文化の背景が独特であるため、日本語を直訳してしまうと、分かりづらい中国語になってしまう傾向があります。ですから、私たちのようなネイティブチェッカーの役割は大きいと自負しています。

チェック項目を的確に見極め、品質向上につなげます

豊富なリソースで
新しい分野にも柔軟に対応

他の翻訳会社では実績がないような新しい分野のご相談があるのも、工業・ローカライゼーションの特徴です。私のように経験の長いネイティブチェッカーになると、翻訳者の得手不得手までをある程度把握していますので、プロジェクトマネージャを通じて翻訳の改善に向けたフィードバックを戻したり、プロジェクトマネージャが翻訳者の選定を行う際の相談を受けたりしています。同時に、製造業から非製造業に至るまで幅広い領域を網羅しているだけに、校正者に求められることは、経済活動から生まれてくる新語も含め、情報の更新や自身の勉強などを常に行い、新しいオーダーに備えておく必要があります。今後、翻訳者が限られてくるニッチな分野のニーズも増えてくるでしょう。弊社にはノウハウの蓄積に加え、翻訳メモリなどのITツールも整備が進んでいますので、こうしたチームワークを駆使してお客様のご要望にアジャストしていくことが可能です。

プロフィール

中国語ネイティブチェッカー

新井 櫻子(あらい さくらこ)

2001年の入社以来、特許、医薬、金融・法務、工業の4分野の中国語翻訳・校正に携わり、2014年以降は工業分野の専任校正者として中国語案件の品質向上をサポート。2022年4月より登録翻訳者・校正者。