スタッフ紹介

グローバルビジネスに欠かせない
技術翻訳をリードする存在に

校正者

西村 健二

技術者出身の翻訳者も多く在籍

工業・ローカライゼーション分野は、ビジネスのグローバリゼーションにともなう様々な文書に対し、時々のご要望に応じた翻訳を行っています。したがって、ひと言で翻訳といっても、言葉の選び方から表現の仕方まで毎回異なってきます。例えば、英語の文法的にはAという解釈もできるしBという解釈もできる場合、お客様が求める技術的な内容からすると、Aという解釈が正解で、Bという解釈は成り立たない。けれど、時と場合によっては、その反対もしかり、という具合です。こうしたポイントを、専門的な根拠で示せる知識なり経験なりを持つ翻訳者が多く在籍しているのが強みでもあります。お客様の扱っている製品や技術をきちんと理解できる素地が必要ですので、理工系出身の翻訳者も少なくありません。私はもともと自動車メーカーや空調機器メーカーの開発に携わってきた技術者で、社内ではチェッカーだけでなく、翻訳者選定時のアドバイスやグループ会社である翻訳者養成スクールの講師を務めたりしています。これまでの経験を活かし、さらに技術翻訳の分野に貢献してゆけたらと思っています。

技術者出身の翻訳者も多く在籍

技術翻訳を高める土台を構築

技術翻訳は、技術的な知識がある程度備わっていないと、語学の力だけでは難しい面があります。現在、養成スクールのISSI(アイ・エス・エス・インスティテュート)では、技術翻訳コースの講師を担当しており、文系出身の翻訳者もステップアップできるような教育システムを構築しています。また、技術翻訳では最終チェックを行うチェッカーの存在意義も大きく、個々の能力の差異で品質のぶれが生じないような取り組みも進めています。具体的には、チェッカーとしてのスキルや知識を全社的にオープンにし教え合う機会を増やし、翻訳者へのフィードバックも積極的に行うようにしています。特に変化の激しい分野ではありますが、それぞれの役割を持つプロフェッショナルが柔軟性を持ち、相乗効果を生み出すようなチームづくりを行っています。

プロフィール

校正者

西村 健二(にしむら けんじ)

大学で機械工学を学び、自動車メーカーの開発部門に勤務。その後、空調機器メーカーの技術部門を経験し、1996年に翻訳センターに入社。特許と工業部門のプロジェクトマネージャとチェッカーを担当。2015年より工業・ローカライゼーション営業部(現コーポレートビジネス営業部)の工業チームで翻訳チェックを担当する。