事例紹介

サービス産業企業様

決算短信・招集通知の英訳、
課題解決をフルサポート

分野
金融・法務
言語
日本語から英語
翻訳文書
コーポレート(決算短信・招集通知)

03

背景

決算短信英訳の品質を改善したい

ある求人情報サービスのお客様。これまで散発的に急ぎで他社に依頼してきた決算短信の英文品質に疑問をもたれたことがきっかけで、弊社にご相談をお寄せいただきました。こちらのお客様のケースでは、英文ウェブサイトは充実していましたが、決算短信については適時開示共通の表現や財務用語になっていないのではという懸念をもたれていました。また、お客様のサービス名の英文正式名称が統一できていないという課題も感じていらっしゃいました。

提案内容

決算短信・招集通知の豊富な


社内独自資料を生かして

弊社では決算短信や株主総会招集通知など、財務・法務文書の英訳実績を多数有しています。この文書領域では、翻訳の妥当性はもちろんですが、限られた時間のなかで開示しなければならない適時性と、参考様式に基づいて四半期ごとに表現・体裁を維持する編集の精緻さが、ことさら重要です。お客様からご相談いただいた課題に対して私たちは、これまでのお客様の英訳資料を一新することをご提案しました。具体的には、弊社内で蓄積してきた決算短信の英訳サンプルと、タクソノミ・企業会計基準や適用指針を織り込んだ独自用語集を土台として、再度英文を作成させていただくものでした。また、サービス名や部署名などお客様専用の用語集を作成し、品質管理のサイクルにご活用いただける仕組みをご提案しました。

成果

充実のメンバーと品質管理体制

この文書領域では、プロジェクトマネージャが単に翻訳者を配置するだけではなく、決算短信・招集通知の勘所を熟知している編集・検品要員を適材適所に配置することが肝要です。弊社では、編集・校正用の指示書を完備し、編集作業を一元化しています。また、社内の品質管理スタッフ全員の作業環境に、数値や財務用語を自動でハイライトする独自開発のマクロを導入しています。機械に任せられる部分は極力自動化し、検品を担当する者が目視でないと確認できない部分に注力する——そうすることで、チーム全体の品質管理を高度な次元で徹底しています。

こうした仕組みづくりの結果、お客様にご満足いただける品質を安定的に実現し、四半期ごとにご依頼いただけるようになりました。ご納品後もお客様のレビューの結果やご意見をこまめにお伺いし、必要に応じて用語集を強化するなどして、いつでも安心してご依頼いただける態勢を構築しています。