スタッフ紹介

専門知識を備えた校正者が常駐
精度の高い特許翻訳を提供する

社内専属翻訳・校正者

野本 比沙美

知識を備えた校正者が

複数常駐するなど
チェック体制を強化しています。

翻訳センターには、社内専属校正者として、知的財産翻訳検定1級取得者や弁理士資格保有者、特許事務所の実務経験者が在籍しています。

特許分野の翻訳案件の多くは明細書です。権利を取得しようとする発明がどのような発明であるかを記載したものですが、特許出願の書類であると同時に、後に権利書となり得るものです。ですから外国での特許取得は、翻訳の力量にかかってくるのです。発明は唯一なので、翻訳者は常に、原稿の文言、図面を元に「技術内容が正しく翻訳されているか」を客観視しながら作業にあたっています。なおかつ、私たちのような専門知識を備えた校正者が常駐することで、より精度の高い仕上がりになっていくのです。外国の法律に準拠することが求められ、法改正、判例などにも影響されますから、常日頃からアンテナを張っておくようにしています。

翻訳の枠を超えた付加価値の高いサービス提供を

明細書とクレーム
(特許請求の範囲)の関係性、
権利化された時の想定ができるかどうか。

特許翻訳は単なる翻訳に留まりません。発明とは、技術に関連するアイデアを指します。時には、その発明を知っている前提で記された言葉を噛み砕いて訳す必要もあるのです。制作グループでは補完機能として、教育や情報発信にも力を入れています。新しい言葉を発明としてどう落とし込んでいるか、背景に隠される創意工夫から、敢えて異なる言葉を用いているのか、単に言葉がぶれてしまっているのか等、本当の意味で明細書・クレームを理解できる翻訳者を今後も増やしていきたいですね。また、明細書とクレームの合致性や権利範囲が想定できていないと、後々、訴訟で問題になることもあるので、その重要性を意識し翻訳できるように周知しています。こうした取り組みが、マンパワーの集約する弊社の付加価値だと思います。

プロフィール

社内専属翻訳・校正者

野本 比沙美(のもと ひさみ)

NIPTA知的財産翻訳検定 和訳・英訳1級取得者。前職は弁理士。翻訳・校正業務のほか、クライアント問い合わせの2次対応や翻訳者の研修指導なども行う。