特許情報（第62回）シンガポール：PPH申請における費用還付パイロット施策について
2025.10.15
シンガポール知的財産庁（IPOS）は、2025年9月12日付で、特許審査ハイウェイ（PPH）を活用した場合に、調査・審査請求（PF11）または審査請求（PF12：国際調査報告（ISR）等に基づく）に係る公費の30%を還付するパイロット施策を発表いたしました。
本施策は、2025年9月15日から2027年12月31日までの期間にPPH申請を行った特許出願が対象となります。具体的には、以下の通り還付が適用されます：
・ PF11（調査・審査請求）：納付済みの手数料より SGD 615 を還付
・ PF12（審査請求）：納付済みの手数料より SGD 426 を還付
なお、還付手続きはPPH申請の受理後に自動的に処理されるため、別途申請は不要です。還付は通常、申請受理後 1～2ヶ月以内 に行われます。
（出典：シンガポール知的財産庁ホームページ）