特許情報(第65回)米国:特許審査ハイウェイ(PPH)の1st OA通知までの期間調整について
2025.11.11
米国特許商標庁(USPTO)は、PPH申請に対する1st OAの発行が、非PPH申請と比べて過度に早くなっていた状況に対応するため、技術分野ごとに審査の進行を調整する新たな運用を導入しました。これにより、PPH申請の1st OA発行までの期間は、非PPH申請のおおよそ半分程度に設定されます。
PPH制度は、他国で特許性が認められた請求項に基づき、米国での審査を早期に進めることができる仕組みで、国際的な特許取得を効率化する手段として活用されています。現在、PPH申請は米国特許出願全体の約2%を占め、1st OAまでの平均期間は約7.5か月です。一方、非PPH申請では、2020年の15か月未満から現在は22か月超に延びています。
今回の見直しにより、PPH制度の早期審査の利点を維持しつつ、すべての出願人にとってより公平な審査環境の実現が期待されています。
(出典:USPTOホームページ)