特許情報(第69回)EP:PACEプログラム運用変更について
2026.1.28
欧州特許庁(EPO)は、2025年12月16日付で特許出願の手続加速制度である PACE(Programme for Accelerated Prosecution of European Patent Applications) の運用変更を公表しました。2026年2月1日以降、PACEは審査段階のみを対象とする制度となります。
PACEプログラムは、これまで調査段階および審査段階の双方において、出願人の請求により手続を加速する制度でした。しかし今回の変更により、調査段階でのPACE請求は廃止され、審査段階のみが対象となります。
その背景として、EPOは2015年以降、欧州調査報告を原則6か月以内に発行する体制を整備しており、2024年の平均発行期間は約5.5か月と、通常運用でも十分な処理期間が確保されている点を挙げています。
これに伴い、PACE請求に用いられる EPO Form 1005 も、審査段階の加速請求のみを対象とする内容に変更されます。
(出典:欧州特許庁)