翻訳会社だからできる!特許翻訳から出願まで 一気通貫サービス!

2025.8.27

  • 翻訳あれこれ
翻訳会社だからできる!特許翻訳から出願まで 一気通貫サービス!

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    グローバルに展開する日本企業にとって、技術や製品を守るためにとても重要なのが外国での特許権の取得です。
    日本国内での特許取得においても専門的な知識を要する数々の手続きが発生しますが、出願先となる国によってその手続きも法律も言語も異なります。

    今回の記事では、この外国特許出願の手続きをワンストップでサポートする、翻訳センターグループ、FIPASの「外国特許出願代行サービス(以下:外国出願代行サービス)を取り上げます。

    「翻訳会社がなぜ外国出願代行サービスもやっているの?」と思われる方も多いかもしれません。

    その理由と、FIPASならではの強みをご紹介していきます!

    とらんちゃん

    翻訳センターグループの外国出願代行サービスは、おかげさまで15周年を迎えるよ!

    外国出願代行サービスについて

    外国出願代行とは

    日本企業が海外で特許を取得するには、その国ごとに出願する必要があります。
    出願手続きを、専門の事務所がサポート・代行するサービスが「外国出願代行」です。

     

    外国出願は、以下のようなステップで進められます。

     

    1. 出願国の選定
    2. 特許明細書の翻訳
    3. 現地代理人との連携
    4. 出願手続き
    5. 実体審査請求
    6. 審査対応
    7. 登録・維持管理(年金支払いなど)

     

    国ごとに言語・法律・手続きが異なるため、外国出願に長けた専門家のサポートが不可欠です。

     

    なぜ翻訳会社が外国出願代行を?~FIPAS設立の背景~

    翻訳センターは、長年、特許明細書や出願時に発生するドキュメントの翻訳サービスを提供しています。
    その中で、翻訳と出願をそれぞれ個別に切り分けて外注する方法は、一部のお客さまにとって外部パートナーの数が増え、スケジュール管理やコミュニケーションが煩雑になるという課題がありました。

    こうした事情を背景に、お客さまからの「翻訳だけでなく、外国出願までまとめて翻訳センターにお願いできないか?」というご要望を受け、2010年に社内ベンチャーとしてFIPASを設立。以来、15年間にわたり外国出願代行サービスを展開してきました。

    そしてFIPASは今年10月に翻訳センターとの統合を予定しています。
    特許本部に「FIPASグループ」を設置し、翻訳センターの一員としてさらに連携を深め、再スタートします。

    FIPAS外国出願代行サービスを深堀り

    お客さまの声から生まれたFIPASの外国出願代行サービスは、下記のような業務負担やコストの課題をかかえたお客さまをサポートしています。

    「出願国ごとに異なる手続きが煩雑」

    「外注コストに加えて社内工数もかさんでしまう」

    FIPASのサービス内容

    FIPASでは、特許出願の中でも、「外国出願」のサービスをメインで取り扱っています。

    以下に、サービス内容を紹介いたします。

     

    • 出願サポート(現地代理人の選定・連携)
    • 特許維持管理(年金・更新業務)
    • 明細書作成・翻訳、図面作成
    • 中間処理/OA対応(解析・翻訳・応答)
    • 実用新案・意匠の外国出願代行、特許調査

    FIPASの強み

    FIPASの強みは、以下の4つです。

    FIPASの強み

    1.コストダウン

    • 翻訳センターグループならではの体制や、翻訳支援ツール・AIの有効活用で、翻訳品質の向上、コスト削減の両立を実現(特許事務所に依頼する場合に比べて最大20%の翻訳コスト削減
    • 特許事務所ではない独立性を活かした、最適な現地代理人の選定による手続きコストの抑制

     

    2.ワンストップ対応

    • 出願国の選定から翻訳、現地代理人との連携まで、一気通貫の対応が可能
    • 複数の外部パートナーを管理する煩雑さからお客さまを解放することで、社内工数の削減にも貢献

     

    3.柔軟なOA対応

    • お客さまのご要望に応じて、複数パターンでの対応が可能
    • セカンドオピニオンの提供も可能

     

    4.豊富な出願実績国(2024年度)

    • 2024年度は、約30か国に出願

    (出願実績)

    1. アメリカ(25.3%)
    2. 中国(24.4%)
    3. ドイツ(16.9%)他
      ※FIPASはドイツ語に対応可能な弁理士も在籍しているので、ドイツへの実績も多いのが特徴です。
    FIPASの実績
    とらんちゃん

    その他にも、欧州各国、韓国、台湾、東南アジア各国など、さまざまな国での出願実績があるんだね。

    お客さまとの信頼構築にかける想い ~営業インタビュー~

    最後に、外国出願代行サービス、FIPASの営業も兼任する翻訳センター特許本部の担当者インタビューを紹介します。
    日々の提案活動を通じて感じていること、そしてお客さまとの信頼構築にかける想いを語りました。

    お話を聞いた人:翻訳センター 特許本部 井寺さん(営業)

    ー外国出願代行のサービス提案をしていて、日ごろ感じることを教えてください
    外国への特許出願は、膨大な費用と時間を要する大きなプロジェクトです。営業担当がサービスを紹介したとしても
    その場で、「では、お願いしたい」と即座にご依頼いただけるケースはほとんどありません。

    それは、特許出願は長期的な協力関係を前提とした「信頼できるパートナー選び」であるからです。

    ー信頼できるパートナーとなるために、大切にしていることは
    「翻訳」という第一歩から、信頼関係を丁寧に築くことを心がけています。
    まずは翻訳のみのご依頼で「品質」や「対応力」をご確認いただき、必要に応じて外国出願業務へとステップアップいただいています。

    ー外国出願代行サービスにおける翻訳センターの強みは?
    「翻訳に始まり、出願まで」幅広く対応できることです。また、翻訳工程まで意識した明細書作成ができることもお客さまから高く評価されています。
    お客さまの知的財産を守るパートナーとして、信頼構築を一番に考え、全力でサポートしていきます。

    まとめ

    FIPASは、翻訳センターグループならではの強みを活かし、外国出願代行のプロフェッショナルとしてお客さまをサポートしています。

    この記事だけではお伝えしきれなかったFIPASの外国出願代行サービスについて、下記でご紹介する展示会「知財・情報フェア」の翻訳センターブースでも、紹介いたします。

    【出展予告】
    2025年9月10日(水)~12日(金)に開催される「第34回2025知財・情報フェア&コンファレンス」(会場:東京ビッグサイト)に出展いたします。

    ご来場の際は、ぜひブースへお立ち寄りください!
    また、外国出願代行サービスにご興味のある方は、翻訳センターにお問い合わせください。

    ここまでお読みいただきありがとうございました。

    翻訳センター 特許本部

    とらんちゃん

    とらんちゃん

    「とらん」だけに「トランスレーション(翻訳)」が得意で、世界中の友達と交流している。 ポケットに入っているのは単語帳で、頭のアンテナでキャッチした情報を書き込んでいる。

    • 生年月日1986年4月1日(トラ年・翻訳センター創業と同じ)
    • モットー何でもトライ!
    • 意気込み翻訳関連のお役立ち情報をお届けするよ。

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