英語プレゼン 伝わる見せ方|発表のコツとグラフ説明の実践フレーズ 【発表編 Part4】

公開日:2026.10.14 (更新日:2026.10.14)

  • イベントレポート
英語プレゼン 伝わる見せ方|発表のコツとグラフ説明の実践フレーズ 【発表編 Part4】

Index

    翻訳センターでは、「お客さまの『言語』に関するお悩みを少しでも解消したい」と考え、「英語コミュニケーション」にフォーカスしたセミナーをシリーズで開催しています。
    この記事では、2026年8月に開催された「英語プレゼンテーション 発表編 ~パート4~」のセミナーレポートをお届けします。
    シリーズの最終回となるパート4では、伝わりにくいプレゼンと伝わりやすいプレゼンを例を用いて比較しながら、改善ポイントを具体的に整理しました。さらに、グラフやチャートの説明を6つのステップに分け、実務で使いやすい英語フレーズとともに紹介します。

    英語プレゼンテーション発表編 パート1からパート3の記事もご覧いただくと、より理解が深まります。興味がある方はぜひ併せてご覧ください。

    英語プレゼン 発表の基本|プレゼン進行のコツと伝わる話し方【発表編 Part1】

    英語プレゼン Q&A対策|使えるQAフレーズと雰囲気づくりのコツ【発表編 Part2】

    英語プレゼンの工夫|英語力に自信がなくても伝わる発表テクニック【発表編 Part3】

    とらんちゃん

    いよいよ「英語プレゼンテーション 発表編」の最終回だよ!
    発表の良い例・悪い例、グラフ説明のフレーズを学んで、自信を持ってプレゼンに臨もう!

    セミナー情報

    「英語でのプレゼン発表、どのように話せばもっと分かりやすく伝わるのだろう・・・」
    「グラフや数値のデータを英語でスマートに説明できるようになりたい」

    ビジネスの現場で英語プレゼンを行う際、このようなお悩みを持つ方は少なくありません。
    本セミナーでは、そうした課題に対して、単なる知識やフレーズの紹介にとどまらず、OK例とNG例を比較しながら学べるデモンストレーションを豊富に取り入れました。「どこを変えればより伝わるのか」「なぜその表現や話し方が効果的なのか」を具体的に理解しやすく、実践的な発表スキルを身につけられる内容です。

    講師は、Globish(英語を母語としない話者向け英語コミュニケーションメソッド)認定講師の木村達也先生と、コミュニケーション・コーチとして定評のあるネイティブ講師、イーバ メズリス先生です。日本人学習者がつまずきやすいポイントを熟知した木村先生の解説と、イーバ先生によるネイティブ視点のデモンストレーションを交えながら、実践に役立つポイントを分かりやすく解説していただきました。

    プレゼンテーションの「悪い例」 vs 「良い例」

    プレゼンテーションは、情報を並べるだけでなく、聞き手に内容を理解してもらい、必要な行動につなげるための手段です。特に英語プレゼンでは、要点が明確に伝わるよう、目的や構成をシンプルに整理することが重要です。
    ここからは、プレゼンテーションにおける「悪い例(Bad Presentations)」と「良い例(Good Presentations)」の違いについてみていきましょう。

    悪い例(Bad Presentations)の特徴

    まずは、悪いプレゼンのポイントをスライド構成と発表スタイルに分けて整理します。

    スライド構成

    • 1つのスライドにメッセージや細かい情報が多すぎる
    • プレゼンの目的や論点が不明瞭
    • スライドの順番や流れが不明確

    発表スタイル

    • スライドをそのまま読み上げる
    • 早口すぎる
    • 難解な単語を説明なしで使う
    • 終わり方が弱く結論が分かりにくい

    部門間の調整や関係者への配慮から、資料に盛り込む情報が多くなるケースもあるようです。イーバ先生はこれまで、日本人ビジネスパーソンの英語でのプレゼンテーションを見る機会が多くあり、以下のようなコメントをされています。
    「情報を詰め込みすぎて文字が小さくなると、スライドが読みにくくなり、要点も伝わりにくくなります。日本のプレゼンは、多くの内容を一度に盛り込む傾向があり、それが重要ポイントの把握を難しくする一因となっています。」

    良い例(Good Presentations)の特徴

    これに対して、「良いプレゼン」の主なポイントは以下の通りです。

    スライド構成

    • 1スライド=1メッセージを徹底する
    • 冒頭で目的を明確に伝える
    • IBC(Introduction・Body・Conclusion:導入・本論・結論)などのフレームワークで、構成を分かりやすく整理する

    発表スタイル

    • ゆっくりはっきりと話す
    • 重要なポイントは簡単な言葉で繰り返す
    • 聴衆とアイコンタクトを取る
    • 結論で要点を明確にまとめる

    セミナーでは、「Simple Slides(シンプルなスライド)+ Clear Examples(分かりやすい例)= Better Understanding(理解の促進)」という考え方が紹介されました。聴衆が迷わないよう、構成とメッセージをシンプルに保つことが大切です。加えて、そのメッセージを確実に伝えるために、メリハリのある発表スタイルを意識しましょう。

    非言語的コミュニケーションの「悪い例」 vs 「良い例」

    言語表現だけでなく、視線や身振り手振りといった「非言語的コミュニケーション(ノンバーバル・コミュニケーション)」も、説得力を大きく左右します。
    ここからは振る舞いにおける注意点や推奨ポイントを見ていきましょう。

    ネガティブな印象を与える振る舞い

    下記のような振る舞いは、聞き手に自信がない、落ち着きがないといった印象を与えてしまい、内容の理解や説得力にネガティブな影響を及ぼす可能性があります。

    • スライドやメモばかりを見る
    • 下を向き続けるなどで聴衆と目を合わせない
    • 聴衆に背中を向けて話す
    • 目的なく過度にステージ上を歩き回る
    • 人を指で指す

    これは英語でのプレゼンだけに言えることではなく、日本語でのプレゼンでも避けるべき態度ですね。緊張や混乱でついついやってしまうこともありますが、できる限り避けるよう意識しましょう。

    推奨される振る舞い

    「伝わるプレゼン」にするために、良いとされる振る舞いはこちらです。これらを英語でのプレゼン発表時にごく自然にできるよう、繰り返し練習しましょう。

    • 聴衆を向き、さまざまな人とバランスよくアイコンタクトを取る
    • 冒頭や重要な場面で自然な笑顔を見せる
    • 話の内容を補強するために、適度で意味のある手振り(ジェスチャー)を使う
    • 移動するときは目的を持ってゆっくり動き、過度に動きすぎない
    • 質問を聞くときは軽くうなずき、安心感を与える

    大げさなパフォーマンスは必要ありません。落ち着いた所作と誠実な態度が、聞き手からの信頼につながります。

    実践!グラフ・チャート説明

    グラフやチャートなど数値データの説明は、英語プレゼンの中でも特につまずきやすいポイントです。セミナーでは、グラフやデータを説明する際のフレーズ紹介を交えながら、相手に伝わりやすい説明のポイントを分かりやすく解説しました。

    グラフ説明の6ステップとすぐに使える英語フレーズ

    グラフを説明する際、6つのステップを意識すると伝わりやすくなります。英語でのプレゼンに限ったことではなく、「どのような順序で説明すれば聞き手が理解しやすいのか」という考え方も学べる内容です。
    英語のフレーズ例を用いながら、各ステップを紹介します。

    • ステップ1: Introducing Graphs or Charts(グラフ・チャートを紹介する)
      グラフやチャートが示す概要、軸、単位などを説明します。

      This graph shows sales trends over the past year.(このグラフは過去1年間の売上の推移を示しています)
      On the vertical axis, we have revenue.(縦軸は売上を表しています)

    • ステップ2: Explaining the Main Trend(主な傾向を説明する)
      グラフ全体の動きを示し、上昇・下降・横ばいといった主な傾向を説明します。

      Let’s take a look at the blue line. It shows an upward trend.(まず青い線をご覧ください。これは上昇傾向を示しています)
      The green line shows a stable trend.(緑の線は安定した傾向を示しています)

    • ステップ3: Pointing Out Important Changes(重要な変化を取り上げる)
      極値や重要な変化にスポットを当てます。

      There was a sharp increase in March.(3月に急激な増加がありました)
      Sales reached the lowest point in February.(2月に売上が最低となりました)

    • ステップ4: Comparing Items(項目を比較する)
      要素同士を対比し、違いを明確にします。

      Product A performed better than Product B.(商品Aは商品Bより良い結果でした)
      Compared with the previous year, this year’s performance is significantly better.(前年と比較して、今年度の業績は大幅に上回っています)

    • ステップ5: Explaining Reasons or Background(理由や背景を説明する)
      データが変化した理由や、その背景として考えられる要因を補足します。

      This increase was mainly due to our new marketing campaign.(この増加は主に新しいマーケティング施策の結果です)
      The decrease may be related to seasonal factors.(この減少は季節的な要因に関係しているかもしれません)

    • ステップ6: Emphasizing the Key Message(重要なメッセージを強調する)
      すべての数字を追うのではなく、最も伝えたいメインメッセージを強調して締めくくります。

      The key point here is the strong growth in April.(ここで重要なのは4月の大きな成長です)
      The main takeaway is that our performance improved.(重要な結論は、業績が改善したということです)

    まず全体を説明し、主要傾向、変化、比較、理由や背景、重要メッセージと、段階的に伝えていくことで聞き手が整理して理解しやすくなります。

    とらんちゃん

    スライドを切り替えて次のグラフに移る時のつなぎ方も悩むポイントだよね。
    次の章では、話題の転換や比較のポイントを明確に伝えるフレーズを一緒に見ていくよ!

    スライドやチャートを切り替える際のフレーズ

    高度な英語表現を使わなくても、定型フレーズを活用することで、プレゼンはぐっと分かりやすくなります。特にスライドやグラフの切り替え時は、シンプルなフレーズを準備しておくとスムーズな進行につながります。

    Now, let’s move on to the next chart.(では、次のチャートに移りましょう)
    The next graph shows customer satisfaction. (次のグラフは顧客満足度を示しています)
    Let’s compare this with last year’s data.(これを昨年のデータと比較してみましょう)

    簡単な一言を添えるだけで、聴衆は話の流れを追いやすくなります。すぐに使える便利なフレーズを覚えて活用しましょう。

    参加者の声

    今回のセミナーも、受講された皆さまから多くの反響が寄せられました。実際の参加者が得た気付きの一部を紹介します。

    「今回の動画では、特に資料(グラフやチャート)を説明する際のシンプルな表現(「増えている」「安定している」「ここが最も注目するポイント」など)が、実務ですぐに活用できる内容だと感じました。短時間で要点が分かりやすくまとまっており、隙間時間でスムーズに視聴できて良かったです」

    「英語プレゼンテーションで使える実践的なフレーズや、良い例・悪い例の比較が分かりやすく参考になりました。ありがとうございました」


    「模範例だけでなく悪い例も示されており、とても分かりやすかったです」


    「今回は英語のプレゼンテーションについてでしたが、日本語でのプレゼンにも役立つと思いました」

    とらんちゃん

    参加者からのコメントはセミナー運営メンバーの励みになってるよ。
    この記事にも「感想を送る」ボタンがあるのを知ってるかな?とらんも、みんなからのコメントを待っているよ!

    セミナー運営の裏側

    本セミナーでは、単なる知識やフレーズの紹介にとどまらず、良い例と悪い例を比較しながら学べるデモンストレーションを数多く取り入れました。
    実際のビジネスシーンでは、「英語が分からない」のではなく、「何をどう改善すればよいのか分からない」と悩む方も少なくありません。そこで講師陣は、「伝わりにくい例」と「伝わりやすい例」を対比させながら、どこを意識すると伝わり方が変わるのか、どこを重点的に練習すれば成長につながるのかを分かりやすくお伝えできるよう工夫しています。

    今回、イーバ先生から参加者の皆さまへ、このシリーズを締めくくるキーメッセージをいただきました。英語プレゼンに挑戦する中で、「もっと流暢に話さなければ」「発音を間違えてはいけない」と不安を感じる方も多いと思います。そんな方々の背中を押してくれる言葉です。

    「Remember: the goal is not perfect English, but clear communication.(重要なのは完璧な英語ではなく、分かりやすく伝えることです。)」

    また、翻訳センターの英語コミュニケーションセミナーは、忙しいビジネスパーソンの方にも無理なくご参加いただけるよう、録画配信(オンデマンド)形式で実施しています。動画は再生速度を調整できるため、「英語の発音をじっくり確認したい」「聞き取りにくかった箇所をもう一度見たい」といった場合も、自分のペースで学習できます。
    限られた時間の中でも、受講者の皆さまに「見て終わり」ではなく、「実際に使える学び」を持ち帰っていただきたい。そんな想いのもと、講師陣と運営担当者は内容や見せ方を何度も検討しながら、より分かりやすいセミナーづくりに取り組んでいます。

    翻訳センターがサポートする「グローバルコミュニケーション」

    今回のセミナーで紹介したようなコミュニケーションスキルの向上は、ビジネスの現場で即戦力となる武器になります。
    翻訳センターでは、医薬・特許・工業・金融・法務などの文書翻訳にとどまらず、通訳、動画翻訳、AI音声認識、そして今回のような英語コミュニケーション講座など、皆さまのグローバルな情報発信を多角的にサポートするサービスをご用意しています。
    英語プレゼンテーションの資料翻訳やネイティブチェックなども承っておりますので、コミュニケーションに関する課題がございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

    • 英語コミュニケーション講座
    • やさしい日本語執筆
    • 日本人従業員向け研修(多文化共生/やさしい日本語会話術)
    • 外国人従業員向け研修(日本語/日本ビジネスマナー・文化)
    • 動画翻訳・AIナレーション(プレゼン・研修資料の多言語動画化、AI音声ナレーションの作成 など)

    まとめ

    いかがでしたか?英語でのプレゼンテーションにおいて最も大切なのは、流暢さや完璧な発音ではなく、聞き手を第一に考えた「伝わる工夫」です。シンプルなスライド作成、適切なノンバーバル・コミュニケーション、そして論理的なグラフ説明のステップを意識することで、発表のクオリティは大きく向上します。
    今回学んだポイントやフレーズを、ぜひ日々のビジネスシーンでお役立てください。

    今後のセミナー情報

    翻訳センターで開催している最新のセミナー情報は、以下の「セミナー情報ページ」にてご案内しています。ぜひチェックしてみてください。
    また、「こんなセミナーがあったらいいな」というご要望がありましたら、「読みたい記事をリクエストする」からご連絡ください。ご意見をお待ちしております。

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    翻訳センター ブログチーム

    とらんちゃん

    とらんちゃん

    「とらん」だけに「トランスレーション(翻訳)」が得意で、世界中の友達と交流している。 ポケットに入っているのは単語帳で、頭のアンテナでキャッチした情報を書き込んでいる。

    • 生年月日1986年4月1日(トラ年・翻訳センター創業と同じ)
    • モットー何でもトライ!
    • 意気込み翻訳関連のお役立ち情報をお届けするよ。

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